一日の約3分の1を占める睡眠。ストレスの多い社会ゆえに良質の睡眠が重要。
- ●あなたは健康の為に、なにか気をつけている事がありますか?
- という問いに「食事に気をつけている」とか、「一日30分はウォーキングしている」と答える方は多くいらっしゃいますが、なかなか「質の高い睡眠をとるようにしている」といった答えは聞こえてきません。食事・運動・休養(睡眠)は健康の三本柱といわれていますが、なぜか休養(睡眠)だけは後回しにされてしまうようです。
もちろん、睡眠だけ気をつければ健康になれる訳ではありませんが、一日の3分の1は眠っているわけですから、より良い眠りこそ現代人に求められる、健康の最大の提供者と言っても良いでしょう。
- ●では、よりよい眠りをとるにはどうすればいいのでしょうか?
- 眠っているときの脳波を測ったグラフがあります。
人が一番深い眠りを迎えるのは入眠して約90分までの間という結果が出ています。この入眠時、つまり寝付く事がうまくできれば深い眠りを得ることができ、睡眠時の脳波も安定した波形を描きます。
自分の入眠時の状態を思い浮かべてみてください。いちばん気になるのは何でしょうか?
枕が一番気になる。と答える方が多いのではないでしょうか。五感が集中している頭部にする枕に、人は無意識のうちに反応し、快適なのか不快なのかを脳に伝えているのです。また、同じく枕をする首には気道、食道、血流、神経などの機能が集中しています。合わない枕をして、首に負荷がかかった場合には健康面でいろいろな障害が発生するのも、お解りいただけると思います。
- ●では合わない枕で寝ていることによって、頸椎に負荷がかかりいろいろな症状を引き起こしている例を紹介いたします。
- 高すぎるまくら
- 首の下に隙間ができ、顎が引けた状態になるので、肩や首の筋肉へ負担がかかり、頭痛・肩こり・いびき等の原因になります。枕が適正でも柔らかすぎるマットレスの場合も同じ状態になります。

- 低すぎるまくら
- 頸椎を支えられないので負担がかかり、寝違えや肩こりを誘発する原因にもなります。

- 顎が上がるまくら
- 頭部が沈んで首は伸び、顎が上がった状態になるので、血液が頭部に下がり、脳への刺激が増えて眠りも浅くなります。口が開いた状態になりますので、口呼吸となりいびきの原因にもなります。
- まくらをしない
- 頸椎を支えられないので負担がかかり、顔のむくみや肩こりを誘発し、頭部が落ち着かないので眠りが浅くなります。
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